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歯の白さで第一印象はガラッと変わります

汚れた歯を白く輝かせるメリットと健康管理について

2019-02-16

人の歯は食後の歯磨きを適切に行えば良好な状態を維持できますが、喫煙や飲酒などの生活習慣によって汚れがこびり付くことがあります。また、歯磨きの方法に問題があると食べカスが残ってしまい、歯を汚す歯垢の発生に繋がるので注意が必要です。

いつまでも白く綺麗な歯を保つ必要性と、口内の健康管理について学びましょう。

歯磨きの方法が悪いと歯が汚れてしまう

食後の歯磨きは虫歯予防に不可欠な行為ですが、汚れを取り除くことで白い綺麗な状態を保つ効果もあります。人の歯は良好な状態であれば曇りの無い、白く輝いた状態で保たれています。これは歯の表面に形成されているエナメル質の働きによるものです。

また、口内を洗浄する効果がある唾液によって歯の表面が常にコーティングされた状態になっていることも綺麗に輝く理由の一つです。食べカスが残っていると歯を傷める細菌が増殖してしまい、遂には汚れの固まりである歯垢が形成されます。

歯垢は時間が経つと歯石に変わりますが、歯石は非常に固いので爪で引っ掻く程度では削ることもできません。口内の汚れが混ざり合って変色し、歯が汚くなってしまうのも厄介な点です。そのため、食後の歯磨きを必ず行って歯垢が発生しないように注意します。

しかし、歯を綺麗にするために行う歯磨きも方法を誤ると却って歯を傷つけてしまうおそれがあります。歯のエナメル質は頑丈なので数回程度の歯磨きなら門際はありません。しかし、毛が固すぎる歯ブラシを使い続けると次第にエナメル質が摩耗して、目に見えないほどの微小な傷が無数にできてしまいます。

この傷に食べカスなどの汚れが浸透し、歯がエナメル質の内側から変色してしまうのです。このような汚れは歯磨きでは除去できないので、専門の治療を受けなければ一生、歯が汚れた状態になってしまいます。歯ブラシの毛は指で押せば簡単に曲がるので実感はわきませんが、固い作りの毛は確実にエナメル質を傷つけるので注意が必要です。

毛の固さはメーカーによって異なるので、自分の歯に適した物を慎重に選ぶことを心がけます。

関連記事:光り輝く白い歯の維持が重要な理由について

生活習慣が歯を汚すこともある

正しい方法で歯磨きを行い、歯ブラシの毛の固さにこだわっている人であっても歯が汚れていることは珍しくありません。歯の汚れは食べカスから変化する歯垢や歯石だけではなく、喫煙や飲酒などの嗜好品の摂取で生じることもあるためです。

タバコを吸う人の多くは歯が黄色や茶色に汚れていますが、これはタバコのヤニがこびり付いているのが原因です。タバコのヤニは粘り気が非常に強く、普通の歯磨きでは殆ど除去できません。ヤニの粘り気によって食べカスが歯に付着しやすくなり、虫歯や歯肉炎などの疾患に見舞われるリスクが増大します。

また、ヤニから出る臭気によって不快な口臭が発生するのも大きな問題です。歯を汚す生活習慣は喫煙以外にお茶やコーヒーの常飲が挙げられます。これらの嗜好品の含有成分の一種であるポリフェノールが唾液に含まれるたんぱく質と結びつき、ステインと呼ばれる汚れになります。

お茶やコーヒーをよく飲む人はタバコを吸う人と同様に歯が黄色や茶色に変色していますが、この汚れはステインによるものです。ステインは浸透性が高いので、歯のエナメル質にある微小な傷に入り込んで色を変えてしまいます。

ステインの元となるポリフェノールはチョコレートブルーベリー、赤ワインなどの飲食物にも多く含まれているので注意が必要です。お酒を飲む習慣がある人の歯も汚く変色していることがありますが、これはアルコールの脱水作用によって口内が乾燥し、それに伴ってステインの量が増えたためです。

特に赤ワインを好んで飲む人はアルコールの作用とポリフェノールの変化を同時に受けることになるので、歯が著しく汚れる結果になってしまいます。

歯が汚れていると不潔でだらしない印象を持たれやすい

歯の汚れは見栄えが悪い他に不快な口臭が発生する原因にもなります。また、汚い歯を放置していると不潔でだらしない印象をもたれる可能性もあるので、対人関係の面から見ても歯の汚れは大きなマイナス要因です。歯の汚れに無頓着な人は他の点においてもだらしなく、適切な管理ができないイメージが付いて回ります。

特に人と接する機会が多い仕事に就いている社会人においては汚れた歯を見せるのは非常に悪い印象を持たれることもあるので、早急に状態の改善に努めることが大切です。歯の汚れを落とすには歯科医院でホワイトニング治療を受けるのが最善の方法ですが、多忙な人は通院や治療の時間を作るのが難しい問題があります。

そのため、市販のホワイトニング製品を使って自己治療を施すのも方法の一つです。

自分で出来るホワイトニング治療の詳細

歯のホワイトニングは付着した汚れの色素を取り除く漂白処置が一般的な方法です。かつては医療用の塗料を歯に塗って白く仕上げる方法が主流でしたが、時間が経つと塗料が剥がれてしまう欠点がありました。漂白処置なら一度取り除いた色素が再形成されることはないので、白く輝く綺麗な歯に仕上げることができます。

市販のホワイトニング製品も漂白作用によって歯の汚れから色素を除去する仕組みですが、歯科医院での治療に比べると効果が出るまで時間がかかるので、根気強く続けることが大切です。また、治療中は新しい汚れの付着を防ぐためお茶やコーヒー、タバコは控えるように心がけます。

口内を乾燥させるアルコール類の摂取も同様に避け、ホワイトニング治療中の歯が汚れないように注意します。

関連記事:歯を白くする治療ができる歯医者

生活習慣の見直しが白い歯を保つ条件

ホワイトニング治療で汚れを取り除いた歯は白く綺麗に輝くので、口元の見栄えが良くなります。また、清潔で爽快なイメージにも繋がるので対人関係にも良い影響をもたらします。しかし、綺麗になった歯も生活習慣に問題があると再び汚れてしまうことから、白く輝く状態を維持するにはヤニやステインの付着に繋がる種々の嗜好品は避けることが大切です。

歯磨きについてもエナメル質が傷つかないように、毛の固さや磨き方には十分に注意します。

定期的に歯科医院で検査を受けて、歯垢の除去をこまめに行うのも歯の状態を良好に保つための工夫です。歯の汚れは自身の健康や社会的なイメージを大きく損ないます。たかが歯の汚れと軽視せずに、適切な方法で対処するのが健やかに暮らすための重要な心得です。